茶道といえば、どんなイメージですか?
正座?和服?作法が難しい?年配の先生が厳しそう?
わたしが茶道で感じること
茶道は華道、香道とならび日本の三大芸道と言われています。
茶道に触れることは日本文化に触れること。
まさに、日本人の美意識と精神が凝縮しています。
ただ、残念なことに茶道は敷居が高いと感じている方が多いということも事実。
茶道は「専門的で難しそう。」「細かいルールや人間関係がありそう。」という理由から敬遠されている方が多いように思います。
私の経験では、茶道はお稽古をすればするほど探求心と興味がつきなくて楽しい時間でした。
茶室という空間でお茶をもてなす側ともてなされる側の呼吸や気持ちが一体となり、不思議と癒されることが多かったのです。
始めた当初は、お点前の順番や動作、教室のルールを覚えるのに必死でそんな感覚にはなれませんでした。
ところが、続けていくうちに自分の気持ちや感覚に変化があらわれました。
例えば、呼吸に意識がいくようになったこと。
それにより、無駄のない流れの中でお茶を点てることができるようになりました。
焦っている時、別なことを考えている時なんかは呼吸も乱れがちになります。
そうすると、お点前も雑になっている気がします。
逆に、無意識で、呼吸が意識できている時はスムーズにお茶を点てることができ、脳がリフレッシュされてスッキリします。
お稽古をしていて、茶道にはこういう効果があるのだ、と初めて気付きました。
そのことは、日常生活でも活かされることがあります。
仕事でミスしたり、うまくいかないことがあっても深呼吸して抹茶を点てて飲んだりすると、スッキリして落ち着きます。
自分がピンチの時に、そういう手段を持っているというのは強いと思います。
ただ、、、
正直、特有の人間関係やしきたりに息苦しさを感じることはありました。
しきたりに関しては、理由を考えるよりも「そういうものだ」と理解しておくのが無難だし、賢い処世術だと思います。
昔から続けられていることって、ちゃんと理由もあるし勉強になる事もたくさんあります。
型破りは、基本を知っていないとできないことですからね。
茶道を習う意味は、所作やお点前を身に付けることと思われがちですが、神髄は人との交わり、心の交流にあるといえます。
一期一会の縁で出会った人たちが美味しいお茶を飲み、語らい、学ぶという楽しくて満たされた時間を共有できることは何にも代えがたいものです。
孤立しがちな現代社会の中で、そのような場があればみんながもっと幸せになるのではないかと思い、撫子べっぴん塾という茶道教室を始めることになりました。
茶道教室の特徴
わたしは、性別年齢、国や宗教に関係なく誰もが茶道や抹茶に気軽に親しんでほしいと願っています。

なでしこべっぴん塾では、お点前やお作法も大事ですが、その前にお茶を楽しむことと、心の交流を何よりも大切に考えています。
「茶友」としてのコミュニケーションの場なので、人とのつながりを大事にしています。
一般的な茶道教室とは違い、正座にもこだわりませんし、細かいルールや上下関係もありません。
体が辛かったり、精神的なストレスは「学ぶ」ということにはつながらない、と考えるからです。
自ら考え学び、対応力を鍛えることで人間的な魅力やここぞの人間力が備わっていくものです。
だから、流派もなく経験の有無も問わない自由な空気で楽しい、でも茶室も道具も本格的で真剣に学べる時間をつくっています。
ちょっとでも興味を持っていただいたり、今まで茶道をするチャンスがなかったけど気になっていた、
何かやってみたい!と思った方はぜひ、ご参加ください。
会場は東京・自由が丘のお茶室
雑貨屋さんやカフェ、素敵なレストランが立ち並び、東京屈指のおしゃれタウン自由が丘にそのお茶室はあります。
なんと、みどり湯という地元では有名な銭湯が運営しています。

驚きなのはそれだけではなく、お茶室の1Fにはモダンなギャラリーが。
古い、カビ臭い、せまい、暗い、、、そんな茶室のイメージもくつがえす明るくて清々しいお茶室。
毎回、4~5人のお客さまに入っていただき、抹茶を自分で点てたり、美味しい和菓子を召し上がっていただいています。
日常を忘れる、点てることに没頭できてリフレッシュする、この空間にホッとする
などご感想をいただいています。
https://nadeshikobeppinjyuku.com/20190524sadoh/
続けていらっしゃる方もいますが、もちろん1回だけの参加もOKです。
ほんとうに気軽な茶道体験です。
いらした時は緊張の面持ちが、お帰りになる頃にはみなさん、笑顔です (#^^#)