自分で抹茶を点ててみたが、なかなか泡が立たない。
このお悩みを解決する方法をご紹介します。
確かに、きめ細かくクリーミーな泡の方がなんとなく見た目もキレイで美味しそう・・・
茶道では泡立たせる流派とそんなに立たせない流派があります。
それに、抹茶の種類によりクリーミーな方が良かったり、そんなに泡立てない方が良かったりもします。
だから正解・不正解もありません。好きな方で良いと思います。
とはいえ、ふわふわの泡抹茶は飲みやすく、見た目も良いですよね。
そこで、今回は口当たり良く飲みやすい抹茶を点てる方法をお伝えします。
抹茶の泡を立たせる3つのポイント
初めての場合、道具に使いなれないうえに、上手く動かせなかったりするので、難しいかもしれません。
そのため、泡立ちが少なかったり、底にダマのように抹茶がたまったり、、、と残念な仕上がりになりがちです。
そこで、ご紹介するのがこの方法。
ふわふわクリーミー泡抹茶のコツは3つ。
①抹茶と湯温、湯量
②抹茶の下準備
③茶筅の動かし方
この3点を守れば、誰でも抹茶の泡は作れます。
抹茶と湯温、湯量
我流で茶を点てていると、本当にこれで良いのかな?と思う瞬間があると思います。
抹茶がマズくなる人の大半は、茶の量が少なく、お湯の量が多いです。これだと味も薄く、泡も立ちづらいです。
そこで、私が本当に美味しい!と思っているレシピをご紹介します。
もちろん、ご自身のお好や体調によって変えていただいてOKです。
それが、これ!
<ふわふわ泡抹茶のレシピ>
●抹茶の量は2g
●お湯の量は50cc~60cc
●お湯の温度は80℃
【解説】
・2gはだいたいティスプーン1杯ほど。
・お湯はメジャーカップがあると便利です。面倒ですが、慣れないうちは測ってみてください。
・湯の温度は、80℃がうまみを感じられる温度です。沸騰したてであつあつのお湯で入れるより味も香りもダントツに違います。
抹茶の下準備
抹茶のほとんどは、缶に入った状態で売られています。
すぐに使いたくなるのですが、ここでひと手間かけることで劇的に美味しく点てることができることをご存知でしょうか?
そのひと手間こそが、抹茶をこすことです。
これ知らない人多いんですよ。
でもね、このひと手間、超大事!
茶道を習っている人は必ずしています。
その理由は、抹茶が底にたまるのを防ぐためと、スムーズに溶かすため。
抹茶をこすことで、茶碗の底に抹茶が溜まりません。
この抹茶のダマダマが口に入ったとたん、急にマズく感じます。
そして、全体的にスムーズに素早く溶けるので、茶筅を何度も振らなくてもキレイにお茶が点てられます。
結果、泡も立ちやすくなります。
茶筅の動かし方
茶筅とは、茶を点てる道具。竹でできています。
穂先の本数により、見た目や大きさ、用途、金額も違います。
慣れない人は、「100本立て」というものがおすすめです。
茶筅の動かし方のコツは、ぐるぐる回さないこと。
泡立てるというイメージから、ぐるぐる回したくなってしまうのですが、むしろ、上下のイメージです。
よく、「M字」に動かしてと言ったりする人もいます。
多くの人はこの動きになれていないので、最初は腕に力が入ってうまく茶筅を振れません。
まず、茶筅を振るときは力を抜いて手首を柔らかく使うこと。
そして、できるだけ早く、茶碗の全体の面を広く触れるように、大きく茶筅を振ってください。
見た目を良くするならば、フィニッシュにひと工夫を。
ラスト、お茶の上の方(上澄み)のあたりを優しく素早く、撫でるように茶筅を振ります。
そのまま、ひらがなの「の」の字を茶碗の中で描いて、すっと上に引き上げます。
この点て方をマスターすると、気泡の少ないきめ細やかでふわふわの泡のお抹茶が点てられるようになります。
見栄えもしますし、何より美味しい。
お客様にお出ししても恥ずかしくないお抹茶です。
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