自然派におすすめなニッポンの夏の過ごし方

冷房がなかった時代、人々は暑い夏を涼しく過ごす智恵をたくさん持っていました。

日本の暮らしの智恵から夏の過ごし方をご紹介します。

 

 

日本の夏のくらしの智恵

 

日本人は、「小暑」を迎えると、衣食住のあらゆるものを夏仕様に替えて蒸し暑い夏を乗り切ってきました。

五感で夏を乗り切ろう、としていたんですね。

 

それは、今でも手に入るものばかり。

天然素材のものばかりなので、自然派なら試していただきたい夏の快適グッズをご紹介します。

 

 

藺草(いぐさ)

 

その匂いを嗅ぐだけで、すっと風が通り抜けるような爽やかで涼しい気持ちになります。

イグサの座布団、お昼寝用のイグサマットなど心地よい生活グッズもたくさんありますので、気軽に試してみてください。

 

 

竹枕・かご枕

 

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夏のお昼寝にぴったりの、竹や藤で編んだ枕。

寝汗を多くかく季節も快適な眠りを呼ぶことができます。

天然素材で、見た目も涼やか。

夏は家の中でも、頭皮に熱がこもって汗をかきます。

家の中で少しでも快適に過ごすためにイグサ、竹、籐などの天然素材グッズがおすすめです。

 

 

 

蚊帳(かや)

 

夏の夜、部屋に張られた蚊帳は、薄くて涼しげな麻の布地で作られています。

昭和30年代までは、夏の夜具の必需品でしたが、今では、その姿はあまり見られません。

子供時代におばあちゃんの家に遊びに行くと蚊帳を吊ってくれた記憶があります。

子供にはそれが特別で、わくわくする瞬間でもありました。

 

窓を開けて眠ると防犯上心配ですが、もし、可能でしたら窓を開けて自然の風を入れて過ごすと体は楽かもしれません。

 

 

蚊取り線香

 

1890年に世界初の蚊取り線香が誕生しました。

それまでは、蚊遣り火といってヨモギ、カヤの木、杉や松の葉などを火にくべて、いぶした煙で蚊を追い払う、というものでした。

蚊取り線香には除虫菊の有効成分が練りこまれており、その香りをかぐと、夏が来たな~と思いませんか?

今では、マット型や液体型など様々な蚊取りグッズですが、やはり「日本の夏」といえば、渦巻きのあれ、ですね。

 

風鈴

 

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風鈴は、中国から伝来したといわれています。

その音色を聞くだけで、耳から涼をとり入れることができます。

かつては、大きな枠にたくさんの風鈴を吊って歩く風鈴売りの姿が見られました。

川崎大師の「風鈴市」は有名です。

 

 

 

扇子・団扇

 

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手軽に涼を呼ぶ扇子や団扇は、現代も夏に欠かせないアイテムです。

湯上りに似合うのは、やはり団扇。

お出かけには、洒落た扇子を持ち歩きたいものですね。

夏を感じる柄のものを使うと、グッと粋ですよ。

 

 

ひぐらし

 

夏の朝早く、もしくは日暮れになるとどこからともなく「カナカナカナ・・・・」という鳴き声。

ヒグラシの声です。

 

都会ではあまり聞くことができなくなりましたが都心を離れるとまだまだ、聞くことができます。

物悲しいような、そこはかとなくはかなげで夕暮れ時がセンチメンタルになってしまう鳴き声。

日中の蒸し暑さを一瞬、忘れるような夏の音です。

 

 

 

このように、日本には古くから、自然に寄り添いながら五感で涼を感じる智恵が生活の中で活かされてきました。

しかしながら、現代の夏は酷暑。

無理せずエアコンも使いながら、こんなニッポンの夏を感じてみてはいかがでしょうか。