【6月23日 イベントレポ】三味線を生で聞くと癒されるんですよね

6月23日(土)朝川会の研鑽会が行われました。

 

朝川会は、東京と新潟で活動されている朝川玲伎師匠の端唄三味線の一門です。

 

毎年、6月は研鑽会、10月はお浚い会として発表会の場を作っていただいています。

 

ちえ蔵も三味線のお稽古をつけていただいています。

今回の研鑽会にも参加させて頂きました。

 

 

会場は、初台にある代々木能舞台

国の有形登録文化財にも指定され昭和初期に建てられた貴重な文化財です。

都会の喧騒を忘れるような静かで非日常的な空間です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎回、松羽目の敷舞台にたたせていただき、貴重な経験をさせていただいております。

 

 

今回の研鑽会。6月の梅雨の真っ只中でしたので、あいにくの雨模様。

にもかかわらず、たくさんのお客様に足をお運びいただきました。

心より感謝申し上げます。

 

 

朝川会は、端唄、俗曲、小唄、長唄、新内の他、笛、鼓、太鼓、鉦など何でもありの自由な雰囲気の一門です。

 

 

研鑽会は弟子たちが、いろんなことにチャレンジしてみよう!と始めた会です。

今回も様々な挑戦をしてみました。

 

歌舞伎などの幕開けなどで聞かれる能管と太鼓のお囃子の一種「片シャギリ」から威勢よく始まりました。

 

 

その後

・芝で生まれて

・忍ぶ恋路

・さのさ

・お江戸日本橋

・二上がり新内

と続き、京鹿子娘道成寺や勧進帳に出てくる曲を合奏でしたり。

 

休憩をはさんでは私の出番。

・どうぞ叶えて

・ずぼらん

の二曲を弾き唄いさせていただきました。

 

 

 

 

「どうぞ~」はしっとり系、「ずぼらん」はちょっと面白い系。

 

どうぞ~は

恋が叶うように、と願掛けしたりする恋する女心を歌った曲です。

幇間さんがよくこの曲で踊ります。

若い娘とおばあちゃん、という対比が面白い芸です。

 

 

ずぼらんは人間の滑稽な部分を面白おかしく、ちょっとシニカルに歌った曲。

落語家さんの出囃子などでも聞かれます。

 

 

その後は、季節にぴったりの

・柳の雨

・五月雨

柳の雨では、わたしも鉦で参加しました。

トリは三味線二丁と鼓、太鼓、笛、鉦、オルゴールというフルオーケストラの合奏で締めくくりました。

 

 

 

三味線音楽にはしっとりしたもの、にぎやかなもの、おどけたもの、格調高いものなどいろいろな曲調があり初めて聞いても飽きません。

 

西洋音楽とはまた違う魅力があります。

 

 

歌詞も魅力の一つです。

ほとんが男女の恋や情の唄。

それだけではなく、江戸から明治期の生活や流行、時流などが色濃く反映されていて当時の雰囲気が感じられ、タイムスリップする感覚になります。

 

 

古臭いと感じる方も多いかもしれませんが今の人と同じようなことで悩んだり恋で想いを募らせたりする様子は今とあまり変わらないのかな~と思ったりします。

 

 

 

三味線音楽や邦楽、というと普段、馴染みがない、というかほぼ耳に入らないのでどう聞いたらいいか分からないかもしれませんが

歌詞の世界を想像してみると面白いですよ。

 

地名や有名な場所も出てくるので意外な発見があるかもしれません。

 

 

 

次回のお浚い会は

10月27日(土)代々木能舞台にて行われる予定です。

入場無料ですのでお試しで三味線音楽を聴いてみるにはちょうど良い機会だと思います。

秋はまた違う曲をやりますので稽古に精進する日々です。