新茶を飲みながら感じたい日本の原風景

新暦5月2日頃は八十八夜(はちじゅうはちや)と呼ばれ、日本のお茶どころでは茶摘みの最盛期を迎えます。

 

この日に摘んだお茶を飲めば、その年は、無病息災=病気もせず元気でいられる、といわれ、とても縁起が良いものです。

 

新茶と聞いて思い出すのは「茶摘み」の歌。

 

「茶摘み」 小学唱歌

1.夏も近づく 八十八夜
野にも山にも 若葉が茂る
あれに見えるは 茶摘みじゃないか
茜だすきに すげの笠

2.日和つづきの 今日このごろを
心のどかに 摘みつつ歌う
摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ
摘まにゃ日本の茶にならぬ

 

日本の原風景として懐かしい気持ちにもなりますが、都会では100%見れませんね。

 

だから茶摘みがどんなかわからない人も多いと思います。

 

少し解説しますと、茶摘みにはスタイルがあります。

 

絣の着物に手甲脚絆(てっこうきゃはん)、

赤いたすきに姉さんかぶりの手ぬぐい、、、、

 

tea-farmer

 

 

 

 

 

 

 

地元では若い娘さんのお仕事だったようで、絣の着物に赤い色のたすきが茶畑の緑に映えてその頃の風物詩だったんですね。

 

新茶と若い女性のフレッシュさが美しい光景だったんでしょう。

実際は、キツいお仕事のようで、手作業で腰や足がパンパンになったり、指先を怪我したりとハード。

 

歌詞の「茜だすき」にあるように茶摘みの際には茜のたすきを掛けます。

茜には止血の効果があるそうです。

茶摘みは素手の作業なので、指先に怪我をしやすいということからたすきの茜の成分を手にすり込みながら作業をするという説もあるそうです。

 

 

静岡の山香荘茶園さんでは茶摘みや茶娘体験ができるそうです。

 

 

 

緑に萌える茶葉には、存分に日の光を浴びて成長した瑞々しい生命力が含まれています。

 

茶葉の栽培は非常にデリケート。

一度でも霜にあたるとダメになってしまいます。

昔は、春に早期の種まきをすると遅霜が降りてしまい茶葉がダメになる恐れがありました。

「八十八夜の別れ霜」という言葉があり、立春から八十八日目を数えるこの日は、やっと霜の心配がなくなるころで農家にとっては種をまいたり、苗を植えるのに最適な時期と考えられ、大事な節目の時期でした。

 

地方によっては、大寒から百五日目を「百五の霜」と呼び、同じく農事の節目にしていたといいます。

 

米という字が「八・十・八」という文字から成り立つことからこの日を稲作の節目の日と考えたという説もあります。

 

 

 

お茶で気分を変えることもできるし、健康にも良い飲み物。

たまにはペットボトルじゃなくて、急須で入れたお茶を飲んでみて。

 

 

ちょっと、お茶にしようか?

 

そんなひと言で、普段は忙しくて話せないことも家族や大切な人との時間をもつことができますよ。

自分にも大切な人にも優しい抹茶の茶養生、おすすめです。

 

 

 

 

 

ちえ蔵
  • ちえ蔵
  • 1979年宮城県生まれ。10代の頃より日本文化に魅了され、特にきもの愛が止まらなくなり和裁士となる。30歳で経験した極度の体調不良により健康や食の大事さに気付く。現在は、日本古来の食養生を多くの女性に伝えるため活動中。趣味は三味線を弾き唄うこと。愛猫家。猫グッズには目がない。

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