アヤメと杜若の違いはココ!

「いずれアヤメかカキツバタ」ということわざがあります。

意味は「どちらも優れていて選択に迷う。」ということです。

 

花菖蒲(ショウブ)、あやめ、杜若(かきつばた)は5~6月が旬のお花です。

あじさいと共に雨が似合うお花ですよね。

しっとりとして色っぽい。すっと伸びた茎から紫や青、黄色のあでやかなお花が咲いている様は品があります。

 

 

水辺に咲いているイメージですが、ショウブ、あやめ、かきつばたの違いって分かりますか?

 

ことわざにもあるように、この三種の花は大変よく似ています。

 

確かに、ぱっと見ただけでは分かりづらい。私も自信がありません・・・(;^ω^)

 

実はその違いを見分けるコツがありました。

あやめ

 

一般的にあやめの開花時期は、梅雨時より少し早い4月後半~5月頃。

 

高さは30~60㎝くらい。湿地ではなく、主に乾燥地に咲きます。

お花の中央に黄色の網目模様があるのが特徴です。

葉っぱは細長い。

 

これがあやめ。

素直で可憐、華もある良いところのお嬢さんっぽいイメージかな。

iris-blue

 

 

かきつばた

 

杜若のある風景は日本人が好み、古くは万葉集にも和歌が見られるお花です。

名前の由来は、「書きつけ花」で着物を染めるのに使われたことからきているとか。

 

池や沼地など水辺の湿地に咲きます。高さは50~70㎝くらい。

開花時期は5月ころ。

お花の形は先がちょっととがっていますね。お花の真ん中に白いスジのような模様が入ります。

イメージは、小股の切れ上がった素っぴんのきれいな姐さんっぽい。

 

iris-water

 

irisi-aproach

 

 

ハナショウブ

 

花菖蒲は高さは80~100㎝ほど。開花は5月下旬から6月ころ。

主に、湿地を好みますが乾燥したところにも生えます。

 

あやめと似てます!

 

iris-purple

 

 

でも、花菖蒲はあやめよりも花の形も色も多いそうです。

「色彩の魔術師」との異名もあるとか。

もしかして魔性のオンナ!?

 

葉っぱは狭く、葉脈がはっきりしているので、ここで見分けられます。

国内の品種では、江戸系、伊勢系、肥後系の3タイプに分かれます。

江戸時代から品種改良され、2000種あると言われ、古くから日本人に愛されてきたお花です。

 

 

 

う~ん、でもやはりことわざのように、見分けるのは難しいですね。

 

ちなみに、端午の節句のショウブ湯で使われるショウブは、花菖蒲とは全く別物らしいですよ。

サトイモ科の植物で、お花もガマの穂みたいの。

 

 

菖蒲やあやめを生で見たい!

 

そんなあでやかな姿を見るならおすすめのスポットをご紹介します。

都内、東京近郊ですぐに行ける名所は3つ。

 

 

●水元公園

東京都葛飾区水元公園

 

園内には約100種、20万本の花菖蒲が咲き乱れ、規模は都内最大。花の時期は6月上旬~下旬にかけて。菖蒲まつりも開催されます。

 

 

 

●堀切菖蒲園

東京都葛飾区堀切2-19-1

 

言わずと知れた花菖蒲の名所ですね。江戸の頃から人々に愛されてきました。

レトロな人情風情漂う商店街を通りながら園までお散歩も楽しいですね。

「十二単衣」「酔美人」などの珍しい品種もあるとか。花の見ごろの時期には「葛飾菖蒲まつり」という催しもあります。

パレード、縁日、歌謡ショー、バザーなどにぎやかなイベントだそうですよ。

 

 

●水郷佐原水生植物園

千葉県香取市扇島1837-2

 

江戸の風情を残し、水の街として魅力がある佐原。こちらの水郷佐原あやめパークでは400種150万株の花菖蒲が咲きます。

園内には橋や池、堀がめぐらされており、サッパ舟という和舟に乗って花めぐりもできるそう。

絣の着物に編み笠をかぶって女船頭さんが竿を操ります。

舟から眺める花菖蒲はさぞや美しく、特別のものでしょう。

 

じとじとと雨ばかりで、外出するのもおっくうな時期ですが、この季節がゆえに美しく目を楽しませてくれる風景もたくさんあります。

 

見過ごしてしまわぬよう、大事に日々を暮らしていきたいものですね。